トラックのエンジンパワーが落ちる場合の原因と対処法とは
最近トラックのパワーが「落ちる」「出ない」と感じていることはありませんか?
トラックに搭載されているディーゼルエンジンのパワーが落ちる(パワーダウン)原因はいくつか考えられますし、エンジンパワーが低下するトラブルが発生すると、同時に「黒煙を吐く」「白煙を吐く」などのトラブルが発生することもありますし、パワーダウン発生直後から「オイル警告灯が点灯する」などのトラブルが発生することもあります。
パワーダウンが発生する原因には放っておくと重大な故障につながる可能性もありますので、早目に改善しないといけません。
そこで今回は、トラックのエンジンパワーが落ちる場合の原因と対処法についてまとめてみました。
▼目次
エンジンパワーが落ちる原因と対処法
購入時に比べ徐々にエンジンパワーが落ちてきた場合は、走行中に高回転まで回らない、アクセルレスポンスが悪い、という不具合が発生することもありますが、慢性的にエンジンパワーが落ちてきた原因には、主に「燃料フィルター、ホースの詰まり」「水混入などの燃料不良」「バルブクリアランスの調整不良」「燃料噴射装置のトラブル」「ピストン(ピン・リング)の摩耗」が考えられます。
「燃料フィルター、ホースの詰まり」
燃料フィルターはゴミや水分などの異物を除く役割を果たしているフィルターで、使用していくうちに濾過した異物によって詰まりが生じます。
車種によって清掃時期や交換時期に違いがありますが、定期的な清掃・交換を行っていない場合は、エアフィルターの詰まりが原因でエンジンのパワーを落としている可能性が高いですので、清掃又は交換を行ってください。
また、この場合は燃料ホースも詰まっている可能性も高いですので、燃料ホースも同様に清掃又は交換を行うようにしてください。
「水混入などの燃料不良」
給油時などに雨水が燃料に入り込み、温度差による凍結で水分が溜まることもあり、水が混入した燃料を使用することでエンジン不調を引き起こすことがあります。
また、ディーゼルエンジンに間違えてガソリンを入れてしまった場合はパワーダウンや白煙を吐き出す原因となり、最終的にはエンジンが故障してしまうことになります。
水が混入した場合やガソリンを給油してしまった場合は燃料を交換する必要がありますので、整備工場などに依頼するようにしてください。
「バルブクリアランスの調整不良」
バルブクリアランスの調整はタペット調整とも呼ばれており、バルブの開放時間とリフト量を保つには、金属の熱膨張により変化するバルブのクリアランス(隙間)を調整して、シリンダー内の気密を保つ必要があります。
しかし、バルブクリアランスの調整不良によりクリアランスが狭すぎた場合はバルブが完全に閉じなくなり、広すぎた場合は高回転で異音や振動が発生するのですが、双方ともにパワーダウンが発生することになります。
本来はラッシュアジャスター(自動調整器)によって自動的に調整されるのですが、バルブクリアランスの調整が適切でない場合は整備工場などで調整や修理を行う必要があります。
整備ができない場合は、買取業者に査定を依頼してみてください。
「燃料噴射装置のトラブル」
噴射ノズルやインジェクションポンプ(噴射ポンプ)の不良や故障などが影響して、燃料の噴射量不足や空気不足、燃焼時の圧力が低くなりトルク不足(パワー不足)に陥ります。燃料噴射装置によりパワーダウンが発生している場合は、整備工場などで修理や部品交換を行う必要があります。
「ピストン(ピン・リング)の摩耗」
高速で上下運動を繰り返しているピストンを構成するパーツのピストンピン・ピストンリングは耐久性が求められる部品となり、これらの部品が摩耗している場合は、エンジンが正常に動作することができませんので、パワーダウンするだけではなく最終的にはエンジン自体が故障してしまいます。
この場合は、ピストンやピストンピン、ピストンリングのオーバーホールや交換が必要になり、高額な修理費用が必要になります。
金額によっては、車両を売却した方が良い場合もあります。
エンジンを修理する場合
エンジンの修理費はかなりの高額になるケースも多々ありますが、同時に修理費を工面できないというケースも珍しくありません。前々から徐々にパワーダウンが発生している場合であれば何か手立てを考える時間があったかもしれませんが、急なエンジン不調は費用面で特に厄介です。どちらにしても、不具合をこのまま放置することはできませんので、何らかの対処が必要になります。
本来であれば、エアクリーナーの詰まりや点火系、燃料系のトラブル、オーバーヒート等がパワーダウンの原因で、比較的早い段階で気付き修理に出していれば簡単に用意できないほどの高額な修理費になることはありません。しかし、気づかずにそのまま走行を続けてしまえば最悪の場合エンジン内部に致命的なダメージを与え、エンジン自体が壊れてしまうことになります。
その場合は、エンジンの載せ換える必要が出てきますが、修理費が数百万円もの高額になるケースも少なくありません。また、リビルトエンジンを選択することで修理費を大幅に抑えることも可能です。とは言え、小型トラックの場合でも100万円程度は覚悟しないといけません。
このためトラックの状態が良い内に売却して、新たなトラックを購入することをオススメします。
判断材料を用意することで行動が見えてくる!
継続しようと売却どちらが自分に最もメリットがあるのかを正確に見極めることはとても重要なことです。しかし、安い買取価格を基準にした場合と高い買取価格を基準にした場合では、判断の選択肢が変わってきます。
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ネット買取が普及している現在では、一括査定を活用することで、優良業者の厳選や各社から査定見積りの取り寄せなど、これら全ての工程を一括して行うことができるうえに、自動的に業者間で価格競争が行われることになりますので通常より高い査定額を得ることができます。
継続使用か買い替えか、判断材料にする高額査定を入手するにはうってつけの査定方法です。もちろん、売却する気はなくても、査定額は気になるという場合に利用しても何の問題もありませんので、まずは一括査定を活用して自分のトラックがどれくらい高く売れるのかをチェックしてみてはいかがでしょうか。
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