トラック買取ニュース!

トラックや重機の買取に因んだニュースやお役立ち情報をコラム形式で更新しています!

大型トラックの安全性能や高品質な輸送を実現する装置について

現在日本の物流業界では国内貨物輸送量の9割をトラック輸送が占めており、その中でも、トラック輸送の主役となる「大型トラック」は、日用品や食料品の輸送など、私たちの日常生活には欠かせない存在です。

a0003_ki_0141また、見た目は同じように見えるトラックでも、ホイールベースや全長、荷台の形状(架装)などに違いがあり、積載物や物流形態に合わせて効率的に荷物を運ぶことができるトラックが使用されることになり、積載物に対しての品質を損なわず高品質な輸送を実現するための装置や安全性が求められるトラックは、一般の乗用車とは違う観点からの技術開発が進められています。

そこで今回は、日本の物流業界を担う大型トラックの「安全性能」や高品質な輸送を実現するための「装置」ついてまとめてみました。

大型トラックに最も重視される安全性能

大型トラックが持つ重量やサイズ、強度により、ひとたび交通事故が発生すると死亡事故などの重大事故に発展する可能性が極めて高く、平成25年度の事業用貨物自動車が第1当事者となった交通事故の件数は、5t以上11t未満のトラックで約8,500件、11t以上のトラックで約8,300件となり、高速道路での交通事故の割合は追突事故が50%以上と圧倒的な割合になっており、大型トラックの追突事故の死亡率は乗用車の約12倍になります。

b98187799fa158f47e7e72e195a9d73a_s被害が大きい大型トラックの交通事故が社会から問題視されるようになり、各方面から安全性能を追求する声が高まりました。これを重く受け止めた国土交通省は、車輌総重量3.5t超の新車トラックと、車輌総重量22t以上の新型生産車に「衝撃被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)」の搭載を義務化しています。

また、各トラックメーカーも交通事故の被害や件数を軽減するために、トラックのブレーキシステムに画期的な技術を開発しており、ぶつからないトラックを目指して進化し続けています。

「衝突被害軽減ブレーキ」

トラックに搭載しているカメラ・レーダーにより、前方を走行する車や、人、障害物を感知して、音による運転手への警告や衝突を避けられないとコンピューターが判断した場合は、自動でブレーキやシートベルトの巻上げを行い、被害を軽減するシステムです。

安全で高品質な輸送を実現するためのサスペンション

5683b2d3eced7cf3807d681c8cd943be_s大型トラックは、ドライバー本人が所有しているのではなく、大半の場合は会社側のトラックを使用していることが多いと思います。これに伴い、使用する側のドライバーが求める機能性や走行性と、経営者が求める燃費性や積載物の負担など、大型トラックにはドライバーと経営者の双方が求める性能が追及されています。

物流事業を行ううえで消費者が求める商品の品質管理は経営者や管理者にとって重要になりますが、長距離輸送や大量輸送を行う際に商品に負担をかけないために路面からの衝撃を吸収するサスペンションは商品を安全に目的地まで輸送するのに重要なポイントになり、ドライバーの負担軽減にも大きな影響があります。

現在では、安全で高品質な輸送を実現するために大型トラックのサスペンションも進化し続けています。大型トラックに使用されているサスペンションには、主に「4バッグエアサスペンション」「トラニオンサスペンション」「レイコサスペンション」が使用されています。

「エアサスペンション」

大型トラックに最も多いのがエアサスペンションとなります。エアサスペンションは、圧縮空気の弾力を利用したバネ装置であり、空気を自由に出し入れすることができます。

51f825d72778f9c73c4d744acb8c6a8a_sエアサスペンションのメリットとして空気を自由に出し入れすることができるため、積載重量に合わせてストローク量(バネレート)を自由に調整することができますし、ドライバーの乗り心地を調整することも出きます。

また、エアサスペンションには2バッグ式と4バッグ式があり、2バッグ式が左右1個ずつに対して4バッグ式は車軸の前後に2個ずつの計4個を備えており、乗り心地や減衰振動に優れています。

「トラニオンサスペンション」

後2軸の大型トラックに多く使用されているのがトラニオンサスペンションとなり、トラニオンシャフト上にリーフスプリング(板バネ)の天地を逆さにして固定し、リーフスプリングの両端に車軸を取り付けた方式となり、悪路や重量物の輸送に優れたサスペンションです。

「レイコサスペンション」

3点支持式とも呼ばれるレイコサスペンションは、リーフスプリングをフレームに3点で取り付けるため、サスペンションの軽量化や補強を簡素化することができます。しかし、ストローク量が少なく、悪路走行には不向きで耐久性が低いことがデメリットと言えます。

乗り換えテクニック!早い時期に売却することで多くのメリットがある!

5e8be192160e9c5bf060c2b0484bd699_s輸送コストを最小限に抑え、高品質で安全な輸送を実現するためにも、充実した走行性能と安全性能を兼ね備えた大型トラックに乗り換えたいと考えているケースも少なくないと思います。

新車購入にはある程度まとまった初期費用が必要になりますが、大幅なコスト削減や、あらゆるニーズに対応できるようになるなど、トータル的にはそれ以上のメリットがあります。運送業界では、登録から5年以内の早い段階で入れ替えする会社もありますが、乗用車よりはるかに優れた耐久性を誇るトラックでありながら、時期尚早に売却するのにはそれなりのメリットがあるからです。

まず、その後も古いトラックを継続して使用していく場合に比べ、修理費などトラックの維持に係る管理コストを大幅カットすることができます。また、一般的にトラックの場合は初年度登録から7年で低年式として扱われることになりますが、高年式である登録後3年から中年式である5年以内に売却することでその分リセール率も高くなり、新車価格から50~70%で買い取ってもらうことができます。買取業者にとってまさに理想的な状態で売却することで、高く売れることに加えてコストの大幅カットにもつながる、時代に適したトラック管理法と言えます。

とは言え、大型トラックの場合は100万㎞、10年以上使用することが一般的で、この場合は低年式のトラックとして扱われることになるかもしれません。しかし、たとえ売却時に低年式のトラックとして定義されてしまう場合でも、トラックそのものの性能には問題ありませんし、その後も長きにわたり使用することができます。低年式とはいっても決して高く売れないわけではありません。価格が安い低年式のトラックは海外から非常に需要がありますので、海外販路を確保している業者に依頼することで確実に高額売却を実現することが可能です。

もちろんこれは、高年式や中年式の場合でも同様のことです。海外販路を確保している買取業者の中でも、他の業者をリードし、トラック業界を牽引している優良業者に依頼することで、国内相場をはるかに上回る価格で売れることも多々あります。もし、乗り換えたい、高く売りたいと考えている場合は、一括査定を活用して複数の優良業者の査定額を見比べてみることをお勧めします。

トラック・重機買取業者ランキング

▲ページの先頭へ