放置トラックにかかる費用とお得に処分する方法|お役立ち情報
故障や事故が原因で倉庫や駐車場に動かなくなったトラックを放置していることはありませんか?
また、使用することがなくなって放置しているという方もおられると思いますが、乗らなくなったトラックでも費用がかからないわけではありません。倉庫代や駐車場代以外にも支払う義務がある費用はいくつか存在します。
放置しているトラックは今後使用する予定があるのか無いのかによって処分の方針がある程度分かれますが、今後の見通しが分からない方もおられると思います。
この項目では、放置しているトラックにかかる費用と放置トラックのお役立ち情報、お得に処分する方法について紹介していきます。
放置しているトラックにかかる費用とは
事故や故障により動かなくなってしまい放置している場合でも「駐車場費用」以外に「自動車税」「自賠責保険料」「自動車重量税」が必要となります。
■自動車税
自動車税は車を所有していることに対して支払う税金で、毎年4月に排気量に合わせた税を支払うことになります。
■自賠責保険料と自動車重量税
トラックの自賠責保険料や自動車重量税は車検時に1年分、又は2年分を前払いしているので支払う必要がないのでは?と思うかもしれませんが、廃車を行う際に車検が残っている期間に合わせて「自動車税」「自賠責保険料」「自動車重量税」が「還付金」としてお金が返還されることになります。
ですので、放置している期間は自動車税と自賠責保険料、自動車重量税を支払っていることになり、処分が遅れる分だけ還付金から差し引かれることになりますので、結果的に毎月税金と保険料を支払っていることになります。
車検・自賠責保険の期限が切れたトラックは違法?
放置していてトラックの車検の期限が過ぎてしまったら違法になるのか?という疑問が多いようですが、車検の期限が過ぎたとしても放置している分に関しては罪に問われることはありません。
しかし、車検が切れたトラックで公道を走行すれば「無車検車運行」と言う違反を取られ「違反点数6点(即座に30日の免停)」と、「道路運送車両法違反」により「6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金」に処せられることになります。
また、車検が切れている場合は自賠責保険の期限も同時に切れている可能性が高く、自賠責保険も車検と同様に公道を走行しない分には罪に問われることはありませんが、保険の期限が切れた状態(自賠責保険未加入)のトラックで公道を走行すると「自動車損害賠償保険法違反」の罪に問われ「違反点数6点、1年以下の懲役または50万円以下の罰金」に処せられることになります。
さらに、自賠責保険の証明書を所持していないだけでも30万円以下の罰金に処せられることになります。
車検と自賠責保険が同時に切れている場合に検挙されてしまうと2つの違反が合算され違反点数12点となり、即座に90日の免許停止処分になってしまいます。以前に少しでも点数を引かれていれば免許取り消しという最悪の事態にもなりかねませんので車検や自賠責保険が切れているトラックでは絶対に公道を走行しないようにしてください。
その後の対処はどの方法が一番お得!?
放置期間が長いと車検や自賠責保険が切れているケースが多いですが、再び使用したいと考えた場合には、最低でも車検を通したり自賠責保険に加入する必要がありますし、故障や異常が発生している場合は改善しておかないとトラックとしての役目を果たせない可能性もあります。
ましてや、年に数回しか使わない場合や一定期間使用した後に再び放置する可能性がある場合は費用以上の利益が無いと費用倒れになってしまいかねません。とは言え、その後数年間継続して使用する目的が出た場合は、ある程度の費用を投資して通常通り使用できる状態まで戻した方がいいです。しかし、少しの間だけトラックが必要になる場面に直面したとしても、レンタルやリースで賄った方が確実に経済的です。
もちろん、いざ売却しようと考えてもなかなか即断即決できないのが、放置トラックが生まれる要因ですが、放置している期間が長くなるとその分劣化は進みますし、故障や不具合も多くなってしまいます。言うまでもありませんが、その分査定額は下がってしまいますので、後々になってもっと早く売っていればあと数十万円高く売れたのにと後悔しても取り返しがつきません。
適当に考えずに今後の必要性を真剣に考慮して、もし再び使用する機会が見当たらない場合は早めに買取依頼することが大切です。先に述べたように、できる限り早く買取依頼することで、致命的なマイナス要因の発生を阻止することができますので、大きな減額を防ぎ、反対にプラスの部分を際立たせることも可能です。つまりは、早く売ることで相場以上の高額査定も狙えるということです。
買取依頼する場合に最も高く売れる優良業者を見極めるポイント
車検や自賠責保険の有無はトラックの品質に直接影響を及ぼす項目ではありませんので、重要な査定ポイントではありません。もちろん、それに係る費用以上にマイナスになることもありませんし、買取業者によっては格安のルートを確保していることも多々あります。
さらに、トラック買取業界でもトップレベルの業者の場合は、世界中に販売ネットワークを展開しているといったトラックを高額取引きできる最大の強みを持っています。車検・自賠責は道路運送車両法で定められた日本独自の法律です。したがって、海外で使用する場合にこの影響が及ぶことはなく、車検や自賠責保険の有無は意味を持たなくなります。
優良業者は多彩な国内ルートも構築していますので、国内ニーズの高い車種や状態によっては国内で販売することもありますが、車検切れ、自賠責保険未加入であっても高額取引を可能にする海外ルートは中古トラックの高額買取に大きな役割を果たします。
日本製の中古トラックはアジアや中国、南アフリカ、欧州など、さまざまな国から需要があります。世界中に販売ルートを確立している優良業者は、国内と海外、世界中に張り巡らした販売ネットワークの中でも、それぞれの中古トラックに対して最も大きな利益を生み出すことができる販路を厳選します。低年式、過走行、事故車、故障車、車検切れなど、さまざまなマイナス要素がある国内基準という懸念を取り払い、たとえどんな状態でもニーズがある市場を判別することができる世界市場では、世界で最も高い基準をもとにすることができる大きなメリットがあります。
そして、車検切れ、自賠責保険未加入の中古トラックを業界最高額での高額売却を成功させるためには、複数の優良業者をピックアップし、各社の査定額を比較するという作業が欠かせない重要要素です。また、この場合に同時査定を行い、業者間で価格競争させることでその効果を爆発的に高めることができます。さらに、この二つのポイントを同時進行できる一括査定を活用することで、誰でも簡単確実に高額売却を成功することができます。
最近では、多くの種類が登場しているインターネット査定ですが、最も利用者から支持の高い一括査定は高額売却に欠かせない必須アイテムになっています。
一括査定は、実際にトラックを見せる必要もありませんし、業界でも選りすぐりの優良業者の査定額を簡単にチェックできます。さらに、査定見積りの取り寄せから買取依頼まで、一連の流れをすべてネット内で行うことが可能ですので、メリットがたくさん詰まった一押しの査定方法です。