事故車や水没車等どんな状態のトラックでも残っている価値!?
日本製トラックは世界各国で高い需要を誇っており、大きな「価値」を持っています。当然のことながら、中古トラックを売却する際はトラックに残されている「価値」によって査定基準価格に違いがあり、中古車買取業界では、事故車や水没車等の安全性に問題があるトラックや、低年式や過走行等の需要が低いトラックには、中古車としての価値が残っていないと言われています。
しかし、トラック買取業界では、どんな状態のトラックでも再販できる販路や技術者を確保している業者が多くありますので、トラックに残されている価値を最大限に引き出した売却も可能です。
どんなに状態が悪いトラックでも高く売れる可能性が残っていますので、状態が悪いからと、費用を支払ってまで業者に引き渡す必要はありませんし、無料引取業者に依頼する必要もありません。自信を持って売却に挑むことが大切です。
この項目では、事故車や水没車、故障車など、どんな状態のトラックでも残っている価値について解説していきます。
事故や故障、水没など状態が悪くても買取業者への依頼は可能!
事故や故障、水没など一見するとその後の使い道がなく、廃車にするしか道はないと考えるかもしれませんが、そんなことはありません!たとえ通常通り使用できないくらいの大きなダメージを受けたとしても、トラックそのものの価値がなくなったわけではないのです。
とは言っても、エンジンの破損が大きい、フレームやボディが変形したなど、このままでは使用することができません。このため、修復するためにはかなりの高額な費用が必要になるケースがほとんどで、何らかの措置をとる必要が出てきますが、このときに選択するのは廃車ではなく「買取」です。決して、安く引き取ってくれる業者はないかなどと費用を捻出してまで処分しようとしないようにしてください。
果たして、このままでは使用できない状態のトラックを買取ってくれるだろうかと疑問に思うかもしれませんが、廃車寸前のトラックでも買取ってくれる買取業者は多く存在し、その種類もさまざまです。そこで、高く売却するには、どの種類の買取業者に依頼すれば良いのかが重要になります。
廃車買取業者という存在をご存知の方は多いと思いますが、廃車買取業者への依頼は決して選択してはいけません。廃車買取業者はトラックをスクラップ(鉄くず等)として買取ります。もちろん、処分費用は必要ありませんし、反対に対価を受け取ることができますが、トラック本体1台分でわずか2~5万円程度の高額売却には程遠い値段でしか売れません。購入時には数百万円を支出して入手したトラックですので、最低でも数十万円以上で売りたいですよね。
状態によって依頼する業者が変化する一般的な乗用車の場合とは違い、商用車であるトラックを売却する場合は、事故や故障、水没など、たとえどんな状態であっても選択するのは廃車買取業者ではなく通常と同じように買取業者への依頼です。
高額売却を可能にする買取業者の強みとは!?
日本製トラックの多くは、はしご型のフレーム形式が採用され耐久性や整備性が非常に優れているという特徴があります。事故や故障等の影響を受けたトラックにも貴重な部品が多く残っており、たとえ破損が大きくてもリビルトすることでエンジンを再使用することもできます。世界的な中古部品やリビルト部品の需要増が高額買取に大きく関係していますが、高額買取を可能にする買取業者はトラックに残った全ての価値をお金に変換できる強みを持っています。
しかし、残った価値を的確に見出せるのかも重要になりますし、全てを売りつくすのは簡単なことではありません。それでは買取業者を選ぶ際どのようなポイントを重視すれば良いのか?それは各業者が独自に確保している「販路」です。国内だけではなく海外への販路を確保している業者に依頼することで高額売却の可能性を限りなく高めることができます。
◎海外需要が高いことが中古トラックの価値をさらにアップ!?
国内では、品質や性能の観点から常に新品にこだわる特性を持っていますので、中古部品やリビルト部品の需要が高まっていると言っても、まだまだ新品部品の需要にはかなわないことが実情です。
しかし、海外では購入費用を抑えることができる中古トラックや中古部品、リビルト部品の方が、新品トラック、新品部品よりもはるかに需要が高いのです。
テレビのニュースなどでご覧になったことが一度はあると思いますが、海外では国内で低年式や過走行と呼ばれる日本製トラック・バスが多く使用されており、中古トラック本体はもちろん、これらに中古部品やリビルト部品が多く使用されています。
自動車産業では世界トップクラスを誇る日本国内で生産された日本製トラック・バスは、機能性や安全性が高いことはもちろん、海外の方が特に重視する「耐久性」「信用性」が非常に高く、海外には日本の車検のような厳しい検査制度が無いことが良い意味で影響して日本で車検等の厳しい検査を受けたトラックは信用性が非常に高く、その後も問題なく使用し続けることができるトラックとして、日本製トラックが誇る耐久性と信用性が高い需要を生み出しています。
また、海外では、エンジンが完全に使用できなくなるまで、修理や交換を行い何度でも再使用するという特性を持っており、中古部品やリビルト部品の需要が非常に高いことも需要を高める大きな要因となっています。
最後に
状態が悪く、売却すること諦めているトラックでも多くの価値が残っています。
しかし、トラックの買取が専門のトラック買取業者と言っても、どんな状態のトラックでも高く買い取る事を主張していますが、明確な相場はありませんし、依頼する買取業者ごとに査定額が違うのも実情です。
状態が悪い?買取は可能か?と思うようなトラックを高く売るためには、事前に複数のトラック買取業者の査定額を調べておくことをお勧めします。