トラック売却「買取」と「下取り」の違いとメリット・デメリット

これからトラックを売却しようとお考えの方には、「買取」と「下取り」という2つの選択肢がありますが、「買取」とはいったいどのようなものなのか？どのようなメリット・デメリットがあるのか？

5f2faeaae86fab8217f27314f8373c44_s また、「下取り」とはいったいどのようなものなのか？どのようなメリット・デメリットがあるのか？と、「買取」と「下取り」についてあまり分からない方も多いようです。

もちろん、それぞれ「メリット」や「デメリット」は存在します。誰しもが「自分の得」になる方を選びたいと思いますが、「買取価格が高い方がいい」「手間が少ない方がいい」などと、人それぞれ価値観が違います。

しかし、「買取」「下取り」の概要が分からないと、どちらを利用すればいいのか決めることができませんよね。そこで、「買取」「下取り」の「概要」と、それぞれの「メリット・デメリット」「違い」について解説していきたいと思います。

「下取り」の概要とメリット・デメリットについて

下取りとは、これから新車または中古トラックを購入しようと考えているお店で古いトラックの査定をしてもらい、購入する新車または中トラックの「購入価格の一部に当てる」というシステムですので、下取りを受けた店で新車または中古トラックを購入することが絶対条件です。

ただし、人気がなく売れる見込みがないトラックや、古くて調子が悪い等、トラックに価値がない場合は下取りを拒否されてしまうこともあります。

ディーラー下取りとは

aaf10ebbad5b3f4f5822fc2e9d131c3a_s 「ディーラー下取り」とは、メーカーと特約店契約を結んでいる新車や中古トラックの販売店が行う下取りのことで、下取り後に購入するトラックのメンテナンスや、その後のアフターサービスを受けることができます。

また、街の中古車買取販売店でも下取りを受けることは可能ですが、ディーラー下取りのような購入後のサービスがない場合や、下取り価格が低く見積もられる可能性もありますので、下取りを受けるのであればディーラーあるいは信用のある大手の中古車買取販売店を選ぶことをお勧めします。

下取りのメリットとは

下取りでは、ディーラー側が面倒な手続きのほとんどを代行して行ってくれますので、下取りに出す側としては手続きが非常に少なく済むことで手間や時間がかからないということが最大のメリットと言えます。

さらに、下取りから次のトラック購入後までディーラーとの信用関係を築いていきたい、継続したいという方にもメリットがあると言えます。また、下取りから次のトラックが納車されるまでの期間、代車サービスを無償で受けることができます。

下取りのデメリット

下取りの最大のデメリットは、ディーラー側の言い値で取引されますので「下取り価格が買取価格に比べて大幅に低い」という決定的なデメリットを持っています。ですので、高い買取価格を望んでいる方にはお勧めできないシステムです。

「買取」の概要とメリット・デメリットについて

買取とは、中古車買取販売業者や中古車買取専門業者などにトラックを買取ってもらうシステムです。

129901095e2a951cf9d44a75fd1d597e_s さらに、現在では売却をお考えのトラックの買取査定額を簡単に知ることができるオンライン査定サービスがあり、多くの方が利用しています。もちろんオンライン査定は無料で、トラックの買取価格が大体どれくらいなのかをわずか数分で知ることができます。

また、複数社の査定を一度に受けられる一括査定サービスも設けられていますが、一括査定サービスの中には同じ系列会社のみを査定させているものもあり、それを調べるには手間や時間がかかってしまいます。

ですので、一括査定は利用せずに、この買取業者は高く買取ってもらえそうだと思う会社を数件ピックアップして、それぞれのインターネット査定を利用することをお勧めします。

下取りと買取の違い

下取りと買取の最大の違いは、買取価格の違いにあります。ディーラーの利益分を多く差し引いているのに対して、買取ではトラックを買取ることを専門としていますので、高い買取価格で他社との価格競争により利用者を獲得しています。ですので、販売をメインとするディーラーとは根本的な違いがあります。

買取のメリット

買取のメリットは、もうお分かりかと思いますが、高い買取価格で売ることができるということです。さらに、買取業者のキャンペーン対象車や買取価格上乗せ対象車であればトラックの価値からさらに特典価格を上乗せしてもらえます。

8c0822942c24ab5bf27703cbc1267dc6_s 下取りと比べると、大体20万円～30万円程度高く売れる事が一般的ですが、それ以上に高く売れることも少なくありません。さらに、即日現金買取が可能な買取業者もあり、急な入用にも対応することができます。

買取のデメリット

下取りと比べると、複数の業者で査定を受ける必要がある、新しいトラックの納車まで代車の手配が必要となる、新しいトラックを購入するために別の販売店を探さないといけない、など多くの手間がかかってしまいます。

トラックを売却するには「下取り」と「買取」どちらを選べばいい？！

「下取り」と「買取」の決定的な違いは、「買取価格」と「手間の少なさ」です。ですので、忙しくて時間がない、買取価格が多少低くなってしまっても良いので面倒な手続きを少しでも省きたい、今後も長くディーラーとの関係を続けたい、という方にとっては「下取り」を選ぶことによるメリットが大きくなります。

ba9b03b1e8f770c05a974abd88c19964_s これに対して、「買取」を選ぶことで下取りに比べて、トラックを数十万円以上も高く売ることができますので、何といっても買取価格が高い方がいいという方は「買取」を選んだ方がいいと言えます。