トラックの廃車業者の正しい選び方と廃車に関するトラブル
トラックの廃車を考える理由は大きく分けて、老朽化や経年による「経年廃車」事故やトラブルによる「用途廃車」交通事故や地震・台風等の天災による「事故廃車」の3種類に分けられます。
トラックの廃車業者は全国に多数ありますが、正しく廃車業者を選ばないと様々なトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。さらに、悪徳な業者にあたってしまうと違法な処分を行われてしまう可能性もあります。
この項目では、廃車に関するトラブルとトラックを廃車にする際の正しい廃車業者の選び方などを解説していきます。
廃車にかかる費用
まず、廃車に関する基本的な知識として本来トラックを廃車にする際にどんな費用が必要となるのかを知っておいて頂きたいと思います。
トラックを廃車にする際にかかる費用は下記のような内訳になります。
トラックの引き取り費用
これはトラックが動かなくなっている場合に発生する費用で、自走できないトラックの運搬費用となり、移動距離によって課金されていきます。また、自分で解体業者に持ち込む場合は費用が発生することはありません。
解体費用
解体費用は各解体業者によって違いがあり、無料で引き取ってくる業者から数万円の解体費用が必要な業者まで様々です。
自動車リサイクル料金
現在では、自動車リサイクル法により廃車にする際には必ずリサイクル料金を支払うことが義務付けられています。通常はトラック購入時にこのリサイクル料金を支払い、リサイクル券を受け取っているはずですが、リサイクル利用金を支払っていない場合は、廃車業者に引き渡す際に支払う必要があります。
書類作成費用
陸運支局に廃車を行うトラックの届け出を行う必要があり、届け出に必要となる印紙代が必要になります。
廃車に関するトラブルと注意点
現在では年間に廃車される自動車の台数は約400万台にも上るといわれています。
莫大な数の自動車を廃車するために多くの廃車業者が存在しており、ほとんどの廃車業者は廃車依頼することできちんと廃車手続きを行ってくれますが、中には悪徳業者も存在してしまうのが実情です。
そこで、トラックの廃車を悪徳業者に依頼した時に起こるトラブルについて紹介します。
トラックを転売されてしまうケース
廃車してほしいと解体業者やディーラーに依頼してもトラックを解体せずに転売している悪徳業者が存在します。これは廃車を一時抹消という手続きで行って所有権を業者やディーラーに移し中古トラックとして販売しているケースです。通常は廃車後についての説明があるべきですので、廃車依頼時にきちんとした説明がない業者は避けた方が無難と言えます。
不法投棄されてしまうケース
廃車依頼後はトラックを解体してリサイクル処理を行うのですが、リサイクル処理を行わずにタイヤやホイール、ボディー、バンパー、エンジンなど使用できるパーツのみ取り外し転売している悪徳業者も存在します。
そのような悪徳業者の多くがオイルや不凍液などの処理を行わずに垂れ流しにした後、ナンバープレートを外して山や海などに不法投棄してしまいます。
無料と謳いながら廃車費用を高く請求してくるケース
引き取り費用や解体費用、手続き費用など無料で行うと謳いながら、後になって何らかの理由をつけて廃車費用を高く請求するケースがあります。
大切に乗ったトラックを悪徳業者に引き渡してしまい不当な処理をされてしまえば悲しいですよね。悪徳業者はごく一部ですが、存在してしまうのも事実です。このようなトラブルに合わないためにも、正しい廃車業者の選び方を覚えておいて頂きたいと思います。
少しでも高く売るにはどのような業者に依頼するのが正解か!?
トラックを廃車にしようとするワケは、事故や故障の影響で動かなくなった、古くなってボロボロなど、トラックが正常に機能しなくなったことが主な要因です。また、廃車に出されるトラックの中には、年式がかなり古くボディや足回り等、外観には傷や錆が目立つものの、走行機能や架装装置に関しては正常に動作するトラックも少なくありません。
多くの場合、買取ってくれる買取業者などないと考えることから廃車という選択肢にたどり着くわけですが、実際は廃車寸前でも、新車登録から20年が経過している場合でも、事故車や故障車など動かない場合でも買取ってくれる買取業者は数多く存在します。しかし、スクラップとして売却するか、中古トラックとして売却するのかは、自分が判断することです。
言うまでもありませんが、廃車業者に依頼してスクラップとしての価値のわずか数万円の値段で売るのと、買取業者に依頼して数十万円で売るのとでは、歴然たる差が付きます。しかし、買取業者に依頼してトラックを処分すると共に多くのお金を得られることに越したことはありませんが、ここでも依頼する業者によって大きな差が付くことになります。
つまり、たとえどんな状態になったとしても、トラックの場合は廃車業者に依頼するのではなく買取業者に依頼することが鉄則ですが、高く売れる業者の特徴と強みを見極めないと、大きく損をしてしまうことになります。反対に、相場以上に高く売れる優良業者に依頼すれば、予想していたよりもずっと大きいお金を手にすることができるのです。
簡単確実に高額売却へと導くコツとは!!
古いトラックや事故車、故障車を高く売ることはハードルが高いと考えるかもしれません。ですが、実際は簡単なコツを覚えておくことで誰でも確実に高額売却を実現することができます。トラック買取業界でも選りすぐりの業者がどのような特徴と強みを持っているのか!?優良業者を判断する最大のチェックポイントは「海外販路」と「大手業者」にあります。
中古車買取業者は主にどこで販売しているかご存知でしょうか?多くは国内の店舗で販売されていると考えると思いますが、大手業者の場合は、毎年数多くの台数を海外市場で取引きしています。日本全体で言うと年間120万台以上もの中古車がさまざまな国へ輸出されています。そして、トラック買取業界でも最大手業者の場合は我が国の基幹産業である貿易の強みを活かしたビジネス展開を最大の武器に、多くの利益を生み出せる環境を常に整備しています。低年式や過走行はもちろん、事故車や故障車など廃車寸前のトラックにも多くの価値があります。
その価値を最大限に高め、日本製トラックが高需要を誇る海外市場で取引きすることで国内相場をはるかにしのぐ価格で売却することができます。また、大手業者の場合は全国各地に買取拠点を設けていますので、離島・集落を含む日本全国どこからでも無料出張で依頼できるという大きなメリットもあります。
優良業者の重要チェックポイントである海外販路と大手業者、どちらからたどっていってもたどり着く業者はほぼ同じです。さらに、この優良業者を複数社ピックアップし競争させることで更なる成果をえることができます。
廃車にしようと思っていたトラックをより多くの現金に換えるためにも、一括査定などを活用して業界最高額にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。